芥川龍之介 芥川龍之介『鼻』解説|外見より内面の自尊心を、笑われる辛さ。 漱石が絶賛した芥川の『鼻』のあらすじと解説。顎まで下がる長い鼻を笑われる高僧が、やっとの思いで鼻を短くしたらまた笑われる。自分のコンプレックスを人はどう見ているのか、<外面の笑い>と<内面への笑い>の違いから傍観者の利己主義を知る。 2019.11.23 芥川龍之介
浅田次郎 浅田次郎『壬生義士伝』解説|徒花と咲いた新選組で、家族のため守銭奴に生きた男。 壬生の狼と恐れられた新選組。そこに生きるために人を斬り、愛するために生き抜いた男がいた。新選組隊士、吉村貫一郎の生き様をあらすじを追いながら解説する。故郷と家族への愛と、義を貫いた一人の男の物語、浅田次郎『壬生義士伝』をレビューする。 2019.11.18 浅田次郎
太宰治 太宰治『グッド・バイ』あらすじ|人生即別離、さよならだけが人生だ。 紳士淑女の別離の様相を描こうと構想され10回までの原稿を渡し絶筆、未完となる。太宰晩年の作品『グッド・バイ』のあらすじと解説。ユーモアとペーソスが入りまじるドンファンの別れの顛末。戦前、戦中、戦後と小説で愛を届けた無頼派の人生に合掌。 2019.11.16 太宰治
太宰治 太宰治『お伽草紙/カチカチ山』解説|少女の心には、残酷な兎がいる。 十六歳のアルテミス型の美少女の兎に、痛めつけられ溺れ死ぬ中年の狸。太宰の『カチカチ山』のあらすじを読み主題を解説。女性には無慈悲な兎が住んでいる、狸は近寄るなかれ。新説、お伽草子「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切り雀」を1作ずつ紹介。 2019.11.16 太宰治
太宰治 太宰治『お伽草紙/舌切り雀』解説|あれには、苦労をかけました。 欲の無いおじいさんは雀と楽しく過ごし、欲張りのおばあさんは金貨の葛籠に埋もれて死ぬ。太宰の『舌切り雀』のあらすじを読み主題を解説。勝手気儘は、すべて女房のおかげ。新説、お伽草子「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切り雀」を1作ずつ紹介。 2019.11.16 太宰治
太宰治 太宰治『お伽草紙/浦島さん』解説|年月は、人間の救いである。 浦島は風流を求め竜宮に招かれるが、あまりの優雅に俗世が恋しくなる太宰の『浦島さん』のあらすじを読み主題を解説。長い年月が経ち、陸に戻り玉手箱を開け忘却に救われる。新説、お伽草子「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切り雀」を1作ずつ紹介。 2019.11.15 太宰治
太宰治 太宰治『お伽草紙/瘤取り』解説|性格は、人生の悲喜劇を決める。 同じ行為をしても片方は瘤が取れ、片方は瘤が増えた。太宰の『瘤取り』のあらすじを読み主題を解説。この不平等となってしまった、二人のおじいさんの性格の違いに人生を学ぶ。新説、お伽草子「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切り雀」を一作ずつ紹介。 2019.11.14 太宰治
太宰治 太宰治『ヴィヨンの妻』解説|神を信じぬ逞しさと、神におびえるエピキュリアン。 都合の良い言い訳ばかりの放蕩な夫、大谷の言動に生を淡々とかみしめる妻、幸子。戦後の混乱の中、世間が道徳を見失い、生きることを優先する時代。芸術のための放蕩で堕落した夫を、逞しく支える妻の物語。 2019.10.28 太宰治
太宰治 太宰治『桜桃』あらすじ|子育てと家事を横目に、創作の苦労を描く。 「子どもより親が大事と思いたい」で締められる太宰治の『桜桃』のあらすじと解説。これは夫婦喧嘩の小説と前置きがある。育児と家事に追われる妻を横目に、女のいる酒場に行く。桜桃を食べながら小説の産みの苦しみをペーソス溢れる太宰の文章を味わう。 2019.10.23 太宰治
太宰治 太宰治『きりぎりす』解説|お別れします、妻から夫への告白。 「背筋の下でこおろぎが鳴き、背骨の中できりぎりすが鳴く」とはどういう意味なのか?太宰治の『きりぎりす』のあらすじと解説。売れない画家と十九歳の妻、売れて俗物化したあなたと、二十四歳になった私。何故、きりぎりすなのか?鳴き声にその意味を考える。 2019.10.15 太宰治