村上春樹

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村上春樹『1Q84』あらすじ|大衆社会に潜む、リトル・ピープルと闘う。

解説>つらい幼少を過ごした青豆と天吾の二人は10歳の時に握り合った掌の温もりを、大人になっても思い続ける。やがて20年後の「1984年」に、不思議なきっかけで迷い込んだ「1Q84年」で、カルト教団のシステムと奇怪な観念世界に対峙し、導かれるように二人は再会し愛を誓います。
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村上春樹『蜂蜜パイ』あらすじ|愛する人々が、新たな故郷になる。

解説>小説家の淳平には学生時代からの仲の好い3人グループがいる。淳平は昔から小夜子が好きだったが、高槻が先を越し結婚、やがて二人は離婚した。娘の沙羅が4歳の時、神戸の地震が起こる。淳平は沙羅に「熊のまさきち」の童話を語りながら小夜子と一緒に生き、新しい愛の物語を書こうと思う。
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村上春樹『かえるくん、東京を救う』あらすじ|見えないところで、守ってくれる人がいる。

解説>ある日、かえるくんが片桐のアパートにやってくる。一緒に東京を地震から救うために、みみずくんと闘ってほしいとの用件だった。何故、自分に?と戸惑う片桐に、あなたこそ適任と言われ、傍で励ましてほしいと言われる。ちょっと風変わりでファンタジーな物語に潜むメッセ―ジは何か?
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村上春樹『アフターダーク』あらすじ|損なわれたエリと危ういマリを、朝の光が救う。

解説>それは11:56pm~6:52amの夜の闇に起こった出来事。深夜のデニーズでマリは高橋に声をかけられる。ラブホでは中国人娼婦が客にひどく殴られる。中国語が話せるマリはカオルの頼みで状況を確認する。夜に蠢く人々と、眠り続ける浅井エリの部屋。そこにはアフターダークの<異界>がある。
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村上春樹『海辺のカフカ』あらすじ|運命の呪縛に、どう生き抜くか。

解説>おまえは父親を殺し母親と交わる。呪縛から逃れるためカフカ少年は四国に向かうが、運命はつきまとう。一方、記憶を失ったナカタさんは、自分を取り戻そうと入り口の石を探す。二つの物語が融合し結末が訪れる。エディプス王の神話を下敷きにメタフォリカルに展開する15歳の成長物語。
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村上春樹『スプートニクの恋人』あらすじ|自分の知らない、もうひとりの自分。

解説>ギリシャの小さな島で失踪したすみれと残されたふたつの文書ファイル。すみれの見た死んだ母親の夢と、ミュウの見た観覧車からの光景。祭りの音楽に導かれ上った月夜の山の頂きで、僕は<向こう側>の世界へ引き込まれそうになる。それはもうひとりの自分が棲む異界。
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村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』あらすじ|時空を繋ぐ、人間の邪悪との闘い。

解説>『ねじまき鳥クロニクル』は三部構成となっている。猫が消え、何の前触れもなく突然、失踪し行方不明になってしまった妻のクミコを、主人公である夫の岡田亨(僕)が探し続け、様々な人々と出会い、そこに隠された謎を解き明かしながら、悪の根源の綿谷ノボルと闘う物語。
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村上春樹『国境の南、太陽の西』あらすじ|ペルソナの下の、歪んだ自己。

解説>我儘なハジメには、心に残る二人の女性がいた。同じ一人っ子で脚が悪く精神的に大人だった美しい島本さんと、心は寛げたのに肉体関係を急ぎ傷つけて損なってしまったイズミ。やがてハジメは結婚し裕福で幸せな家庭を築くが、不完全な自己は果てしない死に誘われていく。
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村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』あらすじ|生きる意味なんて考えず、踊り続けるんだ。

解説>よく「いるかホテル」の夢をみる。誰かが僕のために泣いている。キキに導かれ「ドルフィン・ホテル」を訪れ羊男と再会する。僕はもう一度、何かに繋がろうとすると、羊男はそのためにここがあると言い、とにかく踊るんだと言う。失った心の震えを取り戻すために、喪失と絶望の世界をステップを踏みながら僕は通り抜けていく。
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村上春樹『象の消滅』あらすじ|消えゆく言葉と、失われる感情。

解説>ある日、象がいなくなる。足には鉄の枷があり、枷には鍵がかかり、足跡も残っていなかった。仕事では商品の統一性や便宜性の重要さを宣伝文句にする僕だが、雑誌編集の彼女と意気投合して、思い切って象の消滅の話をしたが噛み合わなかった。バランスを欠いた世界に僕は生きている。
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