芥川龍之介

芥川龍之介の作品をまとめました

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芥川龍之介『藪の中』完全解説|その真相に涙する「文芸的な、余りに文芸的な」嘘

「藪の中」の構成を解説。それが真相を解くヒントです。第一発見者の木樵の言葉の意味、三人が嘘をつく理由、作品の意図が見えてきます。
邦画

映画『羅生門』|芥川の名作の先に、黒澤が伝えたかったこと。

芥川の小説「藪の中」と小説「羅生門」ふたつを融合した黒澤の映画『羅生門』の主題を考察する。多襄丸、夫の金沢、妻の真砂。三人三様の嘘と、杣売りの嘘。あらすじの結末にみせた僅かな救い。黒澤は何を伝えたかったのかを解説する。
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芥川龍之介『杜子春』あらすじ|金持ちでも仙人でもない、正直な暮らし。

人間にとり、最も尊いものは何か?芥川の『杜子春』のあらすじを読み解説。大金持ちになるが友を失い、人間関係に愛想を尽かす。仙人の修行をするが、母の愛情に勝るものがないことを知る。人の世で正直な暮らしを送る尊さを童話にして子供たちに伝える。
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芥川龍之介『芋粥』解説|夢は叶う時より、願い続ける時が幸せ!

「一度でよいから好物の芋粥を腹いっぱい飲んでみたい」と願い続ける男が、いざ用意されると食べれない。芥川の『芋粥』のあらすじを読み解説する。夢は他人に叶えてもらって実現しても満足は少ない。夢は叶う時より、願い続けていた時のほうが幸せである。
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芥川龍之介『蜘蛛の糸』解説|因果応報の慈悲と利他の心

芥川の初期の作品で、漱石が絶賛した『蜘蛛の糸』のあらすじを読み解説する。地獄に落ちた犍陀多に、因果で降ろされた蜘蛛の糸。利他の心なく、利己心で糸は切れてしまう。お釈迦様の慈悲深い救いの眼差しと憐れみ。静かな蓮の池のほとりに仏の教えを学ぶ。
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芥川龍之介『猿蟹合戦』あらすじ|蟹は死刑!価値観は急に変化する。

知ってる猿蟹合戦の結末とは大違い。芥川の『猿蟹合戦』のあらすじを読み主題を解説。これまでの勧善懲悪や武士道精神は無くなり、蟹は法の下で裁きを受けます。すると、理不尽で不条理にも、蟹は死刑の判決を受けてしまいます。時代が変わると考えも変わる。
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芥川龍之介『桃太郎』あらすじ|鬼が島は楽土で、桃太郎は侵略者で天才。

日本一有名なお伽話、桃から生まれた桃太郎が、犬猿雉を伴い鬼退治。でもこの話は少し異なる。芥川の『桃太郎』のあらすじを読み解説。鬼たちは平和で静かに暮らすなか、何故、征伐されたのか?侵略者なのに天才とされる理由を時代背景を通して考えます。
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芥川龍之介『羅生門』解説|悪を正当化するとき、人は真の悪になる。

一人の下人が悪を正当化するまでの心の変化。芥川の名作『羅生門』のあらすじを読み主題を解説。地震、辻風、火事、飢饉と災い続きの洛中で、仕事を失い、生きるために途方に暮れる下人が悪人になる合理を読み進む。希望の無い極限の中、人の心は悪になる。
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芥川龍之介『鼻』解説|外見より内面の自尊心を、笑われる辛さ。

漱石が絶賛した芥川の『鼻』のあらすじを読み主題を解説。顎まで下がる長い鼻を笑われる高僧が、やっとの思いで鼻を短くしたらまた笑われる。自分のコンプレックスを人はどう見ているのか、<外面の笑い>と<内面への笑い>の人の笑いの違いを読み解く。
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芥川龍之介『蜜柑』解説|目に写る色彩が、心を癒した瞬間。

人生のつまらなさを忘れさせてくれた、下品な娘がとった行動とは何だったのか?『蜜柑』のあらすじを読み主題を解説。不可解で下等で退屈な日常のなか、疲労と倦怠を抱える芥川に安らぎをもたらしてくれた、美しいその一瞬の光景に作者の心象を思う。
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