正宗白鳥

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正宗白鳥『塵埃』解説|此処ではない何処かを探す、不確かな自己。

今から百年以上前に正宗白鳥の『塵埃』という短編がある。リアリズムの手法に倦怠や厭世、ニヒリズムが漂う。日本のあちらこちらで見られる会社人の仕事場や居酒屋での社交が “時代を生きる視点” で描かれ、明治と現代を比較して読むと興味深く楽しめる。
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正宗白鳥『何処へ』解説|ニヒリズムに酔う、寄る辺なき我が身。

求道的ゆえに絶対の真理を模索しながらも、不確かな現実に懐疑的な態度で生きるニヒリズムを描く政宗白鳥の『何処へ』。細やかな人物と情景のリアリズムのなかで、百年前の明治と令和に生きる人々の情動を比べ、自我に煩悶する日本人の姿を訪ねる。
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