夏目漱石

夏目漱石『草枕』完全解説|全ての謎と物語の構造を解く!謎解き『草枕』その1

冒頭文に隠された主題「智・情・意」と文芸、夢幻能に見立てられた物語、画工と那美の芝居合戦を丁寧に読み解き、誰も語らない複雑な『草枕』の筋と構造を明らかにする全6回のシリーズです。
ジョージ・オーウェル

ジョージ・オーウェル『一九八四年』あらすじ|自由な思考が剥奪される、全体主義社会。

過去が改竄され、歴史が塗り変えられる世界。全体主義の監視社会『一九八四年』のあらすじを読み主題を解説。新たな語彙と文法のニュースピークでイデオロギーは実践され、人々は無意識に新秩序を生きる。ディストピアを実現するビッグ・ブラザーを考える。
深沢七郎

深沢七平『楢山節考』あらすじ|おっかぁ 雪が降ってきたよう、運がいいなぁ。

おりんは何故、楢山参りが待ち遠しいのか?歌で伝承される『楢山節考』のあらすじを読み主題を解説。食糧が限られた村の掟では、冬を越すために老いた者は山に行く。自死する尊厳を楢山の神が見守る、家族の命を継ぐため、老婆のおりんの清さに雪が降る。
洋画

映画『卒業』|花嫁の略奪シーンにみる、ベンの自我の開放と未来の行方。

アメリカン・ニューシネマの不朽の名作『卒業』。あらすじを追いながら、注目の花嫁エレンの略奪シーンを考察し解説する。それは有名大学を卒業した優秀な青年ベンが孤独と喪失感のなかで、大人の社会に反抗し自我の開放を目指して、明日に旅立つ瞬間である。
志賀直哉

志賀直哉『范の犯罪』あらすじ|妻への殺人は、故意か?過失か?

抑圧から解放され、自己に忠実な生き方を選ぶ『范の犯罪』のあらすじを読み主題を解説。故意の業か、過ちの出来事か。そこには「本統の生活」を求める范の懊悩があった。范の深い思索の軌跡と不意の殺人。冷静に繊細に熟慮した心の謎が解き明かされる。
志賀直哉

志賀直哉『清兵衛と瓢箪』あらすじ|大人の無理解に屈せず、飄々と才能を磨く少年。

芸術への清々しい情熱を描く『清兵衛と瓢箪』のあらすじを読み主題を解説。清兵衛が熱中する大切な瓢箪の収集は、父親や先生など無理解な大人に禁じられる。次は絵に自分の夢と才能を発揮する。直哉が尾道で本統の小説家を目指す姿勢を作品にしました。
志賀直哉

志賀直哉『正義派』あらすじ|真実を告げる勇気と、揺れ動く感情。

正義を支えることの難しさを描く『正義派』のあらすじを読み主題を解説。会社都合の嘘を言う監督と運転手に対して、幼い女児の死や悲しむ母親を悼み、篭絡に屈せず真実を語る。しかしやがて仕事を失い生活に窮する不安が襲う。ではどうするのかを考えていく。
志賀直哉

志賀直哉『流行感冒』あらすじ|大正時代のパンデミックに、寛容のたいせつさを学ぶ。

愛娘へ神経質なほどに過保護になる主人公、女中の石の素行を疑い嫌悪する『流行感冒』のあらすじを読み主題を解説。人は一面ではなく全体を知ることで、信頼と同時に精神的なやすらぎや幸せも生まれる。パンデミックだからこそ心の寛容さや思いやりを説く。
中上健次

中上健次『地の果て至上のとき』あらすじ|路地が消え、虚無を生きる。

生まれ育った路地の消滅、母系で抱かれた地を失い、歴史に繋がる父系の物語を思う。『地の果て至上のとき』のあらすじを読み主題を解説。突然、自死した龍造に自己の系譜を断ち切られ、秋幸は孤独と虚無の果てを生きていく。秋幸三部作いよいよその結末。
中上健次

中上健次『鳳仙花』あらすじ|母胎に宿る命から、その物語は始まった。

イザナギ・イザナミの兄妹神の記紀神話の地、隠国・紀州。秋幸三部作の前日譚『鳳仙花』のあらすじを読み主題を解説。フサが少女から大人となり、恋をして子を産み育て母親へとなっていく半生。新宮の「路地」に咲く鳳仙花、秋幸の母フサの兄妹恋慕の物語。
中上健次

中上健次『枯木灘』あらすじ|路地と血族がもたらす、激しい愛憎と熱狂。

紀州・新宮で私生児として生を受けた苦しみのなか、現れた「浜村龍造」。実父への激しい憎悪を燃やす『枯木灘』のあらすじを読み主題を解説。ついに蠅の王への復讐へ、秋幸の血は土地と共に熱狂する。しかし予期せぬ出来事へと展開し揺れ動く心の謎を追う。
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