夏目漱石

夏目漱石『草枕』全ての謎と物語の構造を解く!謎解き『草枕』その1

冒頭文に隠された主題「智・情・意」と文芸、夢幻能に見立てられた物語、画工と那美の芝居合戦を丁寧に読み解き、誰も語らない複雑な『草枕』の筋と構造を明らかにする全6回のシリーズです。
ミヒャエル・エンデ

エンデ『モモ』解説|時間とは何か?大人たちへ心の在り方の箴言。

物質文明の現代にあって、時間とは何か?を問う。時間とは貨幣の代替ではなく、かけがえのない命そのものである。ミヒャエル・エンデ『モモ』。この物語は、生きるとは何か?死ぬとは何か?を考えさせる大人たちへ贈るファンタジーであり近代文明批判である。
映画

『ガープの世界』解説|この世界を生きていくのは、素敵な冒険なんだ。

ガープの観る世界には、暴力や暗殺や強姦などに対する政治的、社会的運動、そして苦しく複雑な人生を背負った社会的犠牲者や弱者がいる。さらに、愛、不義、確執、狂気、敵対、そして次々に死が訪れる。あなたも『ガープの世界』のように “あなただけの世界” を生きているのです。
映画

『永遠の0』解説|散華の一瞬と、永遠の魂。

臆病者と蔑まれ、死にたくない、生きて妻子のもとに帰りたいと語っていた宮部久蔵は、なぜ最後に特攻に志願したのか。百田尚樹のベストセラー『永遠の0』。戦後70年、戦争の記憶を戦後の日本人に問う。特攻隊の賛否のなか、父祖たちの尊厳を風化させてはならない。
映画

『アメリカン・スナイパー』解説|正義を支えたのは、リバタニアンの魂か。

クリント・イーストウッド監督がメガホンをとり、またひとつアメリカが世界に問う戦争映画が誕生した。21世紀の戦争はテロルとの新たな局面を迎える。人類は永遠に戦争を続ける、戦争とは何か?国家と個人との関係とは何か?人間性とは何か?を考えさせられる。
アルベール・カミュ

カミュ『シーシュポスの神話』解説|不条理に反抗する、無償の精神。

不条理を描いた作家として有名なアルベーユ・カミュ。代表作『異邦人』の解説書となった哲学的エッセイ『シーシュポスの神話』。不条理の論証の具体例としてギリシア神話を引き、無償の中で永遠に石を運び続ける孤高のシーシュポスを英雄とするのは何故か?を解説します。
アルベール・カミュ

カミュ『ペスト』解説|不条理の世界を、いかに生きるか。

どこにでもある港町オランを<ペスト>が襲う、猖獗を極め成す術も無く次々に人々が死んでいく。家族も友人も恋人も全ての移動と自由を奪われた時、人は如何にして<不条理>と向き合うのか?カミュが物語を通して戦争の時代に投げかけた人間の尊厳を問う。
アルベール・カミュ

カミュ『異邦人』解説|それは太陽のせい、神を信じぬ人間中心主義。

男を殺害した動機を「太陽のせい」だとするムルソー。母の死の翌日、海水浴に行き、女性と関係を結び、喜劇映画を観て笑う。信仰心の無いムルソーに法廷は「死刑」を宣告。キリスト文明における無神論者を裁く不条理に抗い、辿り着いたのは人間の精神の自由だった。
夏目漱石

夏目漱石『三四郎』里見美禰子と四人の男(ラストシーンに隠された主題)

『——広田先生と野々宮さんと与次郎と三四郎と。四人はよそをあと回しにして、第一に「森の女」の部屋にはいった。』ここからラストまでに『三四郎』の主題が集約されているのです。
映画

『ギルティ』解説|三者三様のGUILTY or NOT GUILTY、その罪の自覚。

一本の緊急コールから事件は進行し思わぬ結末を迎える。映画『THE GUILTY/ギルティ』のテーマは、題名の通り『罪』。そこには『罪』に関わる三者三様のGUILTY or NOT GUILTYがある。視覚を閉じられ聴覚だけが冴えるなかで、その審判は観衆に委ねられる。
永井荷風

永井荷風『濹東綺譚』解説|江戸の香り漂う、玉の井のラビリンス。

明治の上流階級の子息に生まれ西洋に遊学し、出世に背を向け文学を目指す。散策好きで下町を愛す荷風が、吉原の向こう玉の井に迷いこむ。侘しくうら寂しい私娼の町でお雪と出逢い、その交情が江戸情緒を彷彿させる。詩情溢れる叙情小説『濹東綺譚』の世界を解説。
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