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カズオ・イシグロ

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』解説|残酷な運命を生きる、魂の輝き。

クローンとして生を受けた人間たちは、もうひとつのパラレルワールドを生きた。その奇妙で不思議だった日々の謎が徐々に明らかになる。『わたしを離さないで』のあらすじと解説。その残酷な運命のなか、揺れ動く情動を静謐の中に描き、「人間とは何か」を問う。
ミヒャエル・エンデ

エンデ『モモ』解説|時間とは何か?大人たちへ心の在り方の箴言。

物質文明の現代にあって、時間とは何か?を問う。時間とは貨幣の代替ではなく、かけがえのない命そのものである。ミヒャエル・エンデ『モモ』。この物語は、生きるとは何か?死ぬとは何か?を考えさせる大人たちへ贈るファンタジーであり近代文明批判である。
アルベール・カミュ

カミュ『シーシュポスの神話』解説|不条理に反抗する、無償の精神。

不条理を描いた作家として有名なアルベーユ・カミュ。代表作『異邦人』の解説書となった哲学的エッセイ『シーシュポスの神話』。不条理の論証の具体例としてギリシア神話を引き、無償の中で永遠に石を運び続ける孤高のシーシュポスを英雄とするのは何故か?を解説します。
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アルベール・カミュ

カミュ『ペスト』解説|不条理の世界を、いかに生きるか。

どこにでもある港町オランを<ペスト>が襲う、猖獗を極め成す術も無く次々に人々が死んでいく。家族も友人も恋人も全ての移動と自由を奪われた時、人は如何にして<不条理>と向き合うのか?カミュが物語を通して戦争の時代に投げかけた人間の尊厳を問う。
アルベール・カミュ

カミュ『異邦人』解説|それは太陽のせい、神を信じぬ人間中心主義。

男を殺害した動機を「太陽のせい」だとするムルソー。母の死の翌日、海水浴に行き、女性と関係を結び、喜劇映画を観て笑う。信仰心の無いムルソーに法廷は「死刑」を宣告。キリスト文明における無神論者を裁く不条理に抗い、辿り着いたのは人間の精神の自由だった。
夏目漱石

夏目漱石『三四郎』里見美禰子と四人の男(ラストシーンに隠された主題)

『——広田先生と野々宮さんと与次郎と三四郎と。四人はよそをあと回しにして、第一に「森の女」の部屋にはいった。』ここからラストまでに『三四郎』の主題が集約されているのです。
永井荷風

永井荷風『濹東綺譚』解説|江戸の香り漂う、玉の井のラビリンス。

明治の上流階級の子息に生まれ西洋に遊学し、出世に背を向け文学を目指す。散策好きで下町を愛す荷風が、吉原の向こう玉の井に迷いこむ。侘しくうら寂しい私娼の町でお雪と出逢い、その交情が江戸情緒を彷彿させる。詩情溢れる叙情小説『濹東綺譚』の世界を解説。
坂口安吾

坂口安吾『特攻隊に捧ぐ』解説|殉国の情熱と、至情に散る尊厳。

軍部の積悪と戦争を呪う安吾だが、特攻隊だけは可憐な花であったという。随筆『特攻隊に捧ぐ』を解説する。文明の利器と決死の覚悟。殉国への情熱と、至情に散った尊厳を我々は疑ってはいけないという。平和ボケの日本人よ、父祖たちが、かく戦った記憶を忘れてはいけない。
坂口安吾

坂口安吾『日本文化私観』解説|人間のいる芸術だけが、前進する。

米英を相手に歴史の運命に呑み込まれていった戦争。日本の伝統とは何か、日本人とは何かについての坂口安吾の自己省察である。1.「日本的」ということ 2.俗悪について(人間は人間を)3.家に就いて 4.美に就いての項目を解説する。
坂口安吾

坂口安吾『文学のふるさと』解説|絶対の孤独を、生き抜くために。

生存それ自体が孕む絶対の孤独。透明な氷を抱きしめたような、悲しさ、美しさ。そんなせつない「ふるさと」の上に、文学が成り立っている。坂口安吾の創作活動の原点であるエッセイ『文学のふるさと』をあらすじを追いながら解説します。
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