安部公房 安部公房『壁‐S・カルマ氏の犯罪』解説|実存の不安からの脱出!空っぽの心が求めるものは?
名前に逃げられた男が職場で存在権を失くす。空虚感から砂漠の挿絵を吸引する。その行為で周囲から裁かれ、男は逃げ出す。やがて世界の果である自分の部屋の中で心の中に壁をつくり育てていく。不条理で、諧謔で、シュールな世界。これは何を伝えているのか?
安部公房
安部公房
安部公房