夏目漱石

夏目漱石『草枕』完全解説!全ての謎と物語の構造を解く|謎解き『草枕』その1

有名な冒頭文に隠された主題は「智・情・意」と文芸。夢幻能に見立てられた物語。画工と那美の「芝居合戦」を丁寧に読み解き、誰も語らない複雑な『草枕』の筋と構造を明らかにする、全6回のシリーズです。
三島由紀夫

三島由紀夫『英霊の聲』あらすじ|などてすめろぎは人間となりたまいし。

解説>天皇に殉じた青年の魂の復権を目指し、天皇制批判の問題作として物議をまきおこす。三島自身が11歳のときに起こった2・26事件。そして神風を起こさんと命を捧げた特別攻撃隊。精神のなかの何かが、時空を超えて現れる。青年将校や特攻隊員の激烈な歎きを、その純潔の死を神語りを通じて蘇らせる。
村上春樹

村上春樹『1Q84』あらすじ|大衆社会に潜む、リトル・ピープルと闘う。

解説>つらい幼少を過ごした青豆と天吾の二人は10歳の時に握り合った掌の温もりを、大人になっても思い続ける。やがて20年後の「1984年」に、不思議なきっかけで迷い込んだ「1Q84年」で、カルト教団のシステムと奇怪な観念世界に対峙し、導かれるように二人は再会し愛を誓います。
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芥川龍之介

芥川龍之介『藪の中』その真相に涙する「文芸的な、余りに文芸的な」嘘

藪の中での殺人事件。夫を殺したのは妻です。作中のヒントを頼りに読めば、真相は解ります。作者の意図も見えてきます。
村上春樹

村上春樹『蜂蜜パイ』あらすじ|愛する人々が、新たな故郷になる。

解説>小説家の淳平には学生時代からの仲の好い3人グループがいる。淳平は昔から小夜子が好きだったが、高槻が先を越し結婚、やがて二人は離婚した。娘の沙羅が4歳の時、神戸の地震が起こる。淳平は沙羅に「熊のまさきち」の童話を語りながら小夜子と一緒に生き、新しい愛の物語を書こうと思う。
村上春樹

村上春樹『かえるくん、東京を救う』あらすじ|見えないところで、守ってくれる人がいる。

解説>ある日、かえるくんが片桐のアパートにやってくる。一緒に東京を地震から救うために、みみずくんと闘ってほしいとの用件だった。何故、自分に?と戸惑う片桐に、あなたこそ適任と言われ、傍で励ましてほしいと言われる。ちょっと風変わりでファンタジーな物語に潜むメッセ―ジは何か?
F.スコット.フィッツジェラルド

フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー/華麗なるギャツビー』あらすじ|狂騒の時代、幻を追い続けた男がいた。

解説>第一次世界大戦後のアメリカ、狂騒の1920年代。夢を追い続け、一人の女性を愛し続けた男がいた。彼の名はジェイ・ギャツビー。活況に沸くジャズ・エイジに儚く消え去った悲愴の物語のなかに自身の人生を投影したスコット・フィッツジェラルドの最高傑作。
村上春樹

村上春樹『アフターダーク』あらすじ|損なわれたエリと危ういマリを、朝の光が救う。

解説>それは11:56pm~6:52amの夜の闇に起こった出来事。深夜のデニーズでマリは高橋に声をかけられる。ラブホでは中国人娼婦が客にひどく殴られる。中国語が話せるマリはカオルの頼みで状況を確認する。夜に蠢く人々と、眠り続ける浅井エリの部屋。そこにはアフターダークの<異界>がある。
J.D.サリンジャー

サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ/ライ麦畑でつかまえて』あらすじ|ホールデンの魂が、大人のインチキと闘う。

解説>社会の欺瞞のなか、学校の先生や同級生にうんざりする16歳のホールデン。インチキと闘いながら、暴走する魂がニューヨークを危うく彷徨う。ライ麦畑で遊ぶ無垢な子供たちを想い、妹のフィービーが回転木馬に乗る姿に心癒され自身を回想する。村上春樹新訳。
村上春樹

村上春樹『海辺のカフカ』あらすじ|運命の呪縛に、どう生き抜くか。

解説>おまえは父親を殺し母親と交わる。呪縛から逃れるためカフカ少年は四国に向かうが、運命はつきまとう。一方、記憶を失ったナカタさんは、自分を取り戻そうと入り口の石を探す。二つの物語が融合し結末が訪れる。エディプス王の神話を下敷きにメタフォリカルに展開する15歳の成長物語。
村上春樹

村上春樹『スプートニクの恋人』あらすじ|自分の知らない、もうひとりの自分。

解説>ギリシャの小さな島で失踪したすみれと残されたふたつの文書ファイル。すみれの見た死んだ母親の夢と、ミュウの見た観覧車からの光景。祭りの音楽に導かれ上った月夜の山の頂きで、僕は<向こう側>の世界へ引き込まれそうになる。それはもうひとりの自分が棲む異界。
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