短編小説

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芥川龍之介『蜘蛛の糸』あらすじ|因果応報の慈悲と、利他の大切さ。

解説>蜘蛛の命を助けたことで、下りてくる一本の細い銀色の蜘蛛の糸。犍陀多の変わらぬ利己心から糸は切れ、もとの地獄へ落ちていく業。お釈迦様の慈悲深い眼差しと救い、その救いのなかに求められる利他のこころ。
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太宰治『水仙』あらすじ|芸術家は自分の才能を信じ、世評を気にせず。

解説>芸術家は煩悶と祈りの中に常にある、ならば世間のおだてやへつらいに、乗ずることなく、酷評や批判にも動じることなく、自分の才能を信じて疑わず創作活動に邁進することである。水仙の絵を破ることが意味するものは何か、芸術家の生き様とは何かを読み解く。
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芥川龍之介『猿蟹合戦』あらすじ|蟹は死刑、価値観は急に変化する。

解説>猿蟹合戦のその後、蟹はどうなったか?と言うお話。ひとつの価値観であった勧善懲悪や武士道は無くなり法の下で裁きを受けます。そして時に理不尽で不条理な事さえも蟹は、抵抗することができません。そして読者の皆さんこそが蟹なのですと忠告します。
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芥川龍之介『桃太郎』あらすじ|鬼が島は楽土で、桃太郎は侵略者で天才。

解説>伊弉諾(いざなぎ)の国産みの神話の桃の木は八咫烏(やたがらす)に啄まれ、落ちた桃から生まれた桃太郎が、犬猿雉を伴い鬼退治。鬼たちは平和で静かに暮らすなか、何故、征伐されるのか分からない。芥川の桃太郎、侵略者なのに天才とされる理由を考えます。
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芥川龍之介『羅生門』あらすじ|悪を正当化するとき、人は真の悪人になる。

解説>地震、辻風、火事、飢饉と災い続きの洛中で、どこにでもいる一人の下人が仕事を失い、生きるために悪行を為すまでの心理の変化を合理的に丹念に描く。希望の無い極限の中、生を求めれば悪が正当化される。悪は許されないが、その彼岸へ向かう相応の理由がある。
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芥川龍之介『鼻』あらすじ|外見より内面の自尊心を笑われる辛さ。

解説>顎まで届く5,6尺の長い鼻を笑われる高層が、鼻を低くしてからの笑われ方は、自尊心を貶め辱められる笑いだった。人は外面の笑いよりも、それを隠そうとする内面の弱さにこそ蔑みを含んだ笑いがこめられる。コンプレックスとの良いつき合い方を考える。
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太宰治『グッド・バイ』あらすじ|人生即別離、さよならだけが人生だ

解説>太宰最晩年の作品、紳士淑女のさまざまな別離の様相を描く、と構想され10回までの原稿を渡し絶筆、未完となる。一部のみの作品だがユーモアとペーソスが入りまじりのドンファン別れの顛末エピソード、戦前、戦中、戦後と小説で愛をとどけた人生に合掌。
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太宰治『お伽草紙/カチカチ山』あらすじ|少女の心には、残酷な兎がいる

解説>戦時中、安全を求め転々と疎開する家族、落下する焼夷弾に防空壕の中で子ども抱きあやしながら絵本を読み聞かす傍ら太宰流の新説、お伽噺し。「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切り雀」を1作ずつ紹介。その創作意欲と、子どもに向ける愛情を思う。
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太宰治『お伽草紙/舌切り雀』あらすじ|あれには、苦労をかけました

解説>戦時中、安全を求め転々と疎開する家族、落下する焼夷弾に防空壕の中で子ども抱きあやしながら絵本を読み聞かす傍ら太宰流の新説、お伽噺し。「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切り雀」を1作ずつ紹介。その創作意欲と、子どもに向ける愛情を思う。
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太宰治『お伽草紙/浦島さん』あらすじ|年月は、人間の救いである

解説>戦時中、安全を求め転々と疎開する家族、落下する焼夷弾に防空壕の中で子ども抱きあやしながら絵本を読み聞かす傍ら太宰流の新説、お伽噺し。「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切り雀」を1作ずつ紹介。その創作意欲と、子どもに向ける愛情を思う。
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