小説

村上春樹

村上春樹『海辺のカフカ』あらすじ|運命の呪縛に、どう生き抜くか。

概要>おまえは父親を殺し母親と交わる。呪縛から逃れるためカフカ少年は四国に向かうが、運命はつきまとう。一方、記憶を失ったナカタさんは、自分を取り戻そうと入り口の石を探す。二つの物語が融合し結末が訪れる。エディプス王の神話を下敷きにメタフォリカルに展開する15歳の成長物語。
村上春樹

村上春樹『スプートニクの恋人』あらすじ|自分の知らない、もうひとりの自分。

概要>ギリシャの小さな島で失踪したすみれと残されたふたつの文書ファイル。すみれの見た死んだ母親の夢と、ミュウの見た観覧車からの光景。祭りの音楽に導かれ上った月夜の山の頂きで、僕は<向こう側>の世界へ引き込まれそうになる。それはもうひとりの自分が棲む異界。
村上春樹

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』あらすじ|時空を繋ぐ、人間の邪悪との闘い。

概要>『ねじまき鳥クロニクル』は三部構成となっている。猫が消え、何の前触れもなく突然、失踪し行方不明になってしまった妻のクミコを、主人公である夫の岡田亨(僕)が探し続け、様々な人々と出会い、そこに隠された謎を解き明かしながら、悪の根源の綿谷ノボルと闘う物語。
スポンサーリンク
村上春樹

村上春樹『国境の南、太陽の西』あらすじ|ペルソナの下の、歪んだ自己。

概要>我儘なハジメには、過去、心に残る二人の女性がいた。同じ一人っ子で脚が悪く精神的に大人だった美しい島本さんと、心は寛げたのに肉体関係をいそぎ傷つけ損なってしまったイズミ。やがて結婚し裕福な暮らしと幸せな家庭を築くが、不完全な自己は果てしない死に誘われていく。
村上春樹

村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』あらすじ|生きる意味なんて考えず、踊り続けるんだ。

概要>よく「いるかホテル」の夢をみる。誰かが僕のために泣いている。キキに導かれ、「ドルフィン・ホテル」を訪れ羊男と再会する。僕はもう一度、何かに繋がろうとすると、羊男はそのためにここがあると言い、とにかく踊るんだと言う。失った心の震えを取り戻すために、喪失と絶望の世界をステップを踏みながら僕は通り抜けていく。
村上春樹

村上春樹『象の消滅』あらすじ|消えゆく言葉と、失われる感情。

概要>ある日、象がいなくなる。足には鉄の枷があり、枷には鍵がかかり、足跡も残っていなかった。仕事では商品の統一性や便宜性の重要さを宣伝文句にする僕だが、雑誌編集の彼女と意気投合して、思い切って象の消滅の話をしたが噛み合わなかった。バランスを欠いた世界に僕は生きている。
村上春樹

村上春樹『ノルウェイの森』あらすじ|やはり、100パーセントの恋愛小説。

概要>死も生の一部にあるなかで、人は人に恋をして生きていく。三十七歳の僕が思春期を回想する。直子、キズキ、レイコ、そして緑。震えるような深い哀しみの中で、固い殻に閉じこもる自己を遠い記憶が揺さぶる。死に呼び寄せられながら、命を生きることをもがき、再生しようとする魂の叫びを描く。
村上春樹

村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』あらすじ|閉ざされた自己の行方、ふたつの不思議な世界。

概要>あまりに強い自己を持つために、博士の実験で無意識の核だけが「私」を支配しはじめる「ハードボイルド・ワンダーランド」、その深層心理の固い殻が街として映しだされた「世界の終わり」。影を剥ぎ取られ心を失っていく「僕」が最後に決めた選択とは何か。
村上春樹

村上春樹『羊をめぐる冒険』あらすじ|邪悪な羊を呑み込み、自死を選ぶ鼠。

概要>美しく完璧な耳を持つ彼女と僕は、鼠の写真にうつる「星形の斑紋のある羊」を探しに北海道にやってくる。右翼の大物秘書、羊博士と緬羊牧場の歴史、謎の羊男。知らされた羊の正体。欲望の現象界に抗い、道徳に殉じる死を選んで叡智界に漂う鼠の霊。そして僕の旅は終わる。鼠三部作の完結編。
村上春樹

村上春樹『1973年のピンボール』あらすじ|死霊との対話で、絶望からの出口を見出す。

概要>直子の自殺で自責の念に囚われる「僕」は、ピンボールの呪縛に憑りつかれ魂を捜す旅をする。そしてついに異界に棲む直子の死霊と邂逅し語らう。言葉の絶望を超えて繋がった僕は、透き通る日常を取り戻す。鼠は暗鬱の日々の中、出口を求め深い眠りに陥る。「僕」と「鼠」、二人の漂流をパラレルに描く第二弾。
スポンサーリンク
シェアする