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『ガープの世界』解説|この世界を生きていくのは、素敵な冒険なんだ。

ガープの観る世界には、暴力や暗殺や強姦などに対する政治的、社会的運動、そして苦しく複雑な人生を背負った社会的犠牲者や弱者がいる。さらに、愛、不義、確執、狂気、敵対、そして次々に死が訪れる。あなたも『ガープの世界』のように “あなただけの世界” を生きているのです。
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『永遠の0』解説|散華の一瞬と、永遠の魂。

臆病者と蔑まれ、死にたくない、生きて妻子のもとに帰りたいと語っていた宮部久蔵は、なぜ最後に特攻に志願したのか。百田尚樹のベストセラー『永遠の0』。戦後70年、戦争の記憶を戦後の日本人に問う。特攻隊の賛否のなか、父祖たちの尊厳を風化させてはならない。
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『アメリカン・スナイパー』解説|正義を支えたのは、リバタニアンの魂か。

クリント・イーストウッド監督がメガホンをとり、またひとつアメリカが世界に問う戦争映画が誕生した。21世紀の戦争はテロルとの新たな局面を迎える。人類は永遠に戦争を続ける、戦争とは何か?国家と個人との関係とは何か?人間性とは何か?を考えさせられる。
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『ギルティ』解説|三者三様のGUILTY or NOT GUILTY、その罪の自覚。

一本の緊急コールから事件は進行し思わぬ結末を迎える。映画『THE GUILTY/ギルティ』のテーマは、題名の通り『罪』。そこには『罪』に関わる三者三様のGUILTY or NOT GUILTYがある。視覚を閉じられ聴覚だけが冴えるなかで、その審判は観衆に委ねられる。
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『卒業』解説|花嫁の略奪シーンにみる、ベンの自我の開放とその行方。

アメリカン・ニューシネマの不朽の名作『卒業』。あらすじを追いながら、クライマックスの花嫁エレンの略奪シーンを考察し解説する。それは有名大学を卒業した優秀な青年ベンが孤独と喪失感のなかで、大人の社会に反抗し自我の開放を目指して、明日に旅立つ瞬間である。
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『アメリカン・グラフィティ』解説|故郷を出るか残るか、それが青春の選択だった。

ヴィンテージカーが町を遊弋し、50'sの音楽が気分をハイにしてくれる。巨匠ジョージ・ルーカスが一夜限りの煌めきを描く『アメリカン・グラフィティ』。故郷を旅立つか残るかという青春時代の選択と、誰にでもある懐かしい思い出を味わうノスタルジックな物語。
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『セブン』解説|神の救いなき社会、無謀な正義か静かな諦観か。

7つの大罪に倣う殺人が起こり、犯人の自首で急展開を見せる。ブラッド・ピッド演ずる血気盛んなミルズと、モーガン・フリーマン演ずる思慮深いサマセットに対し、ケヴィン・スペイシー演じるサイコパスのジョン・ドウが犯した衝撃の結末は?あらすじ&解説です。
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『東京物語』解説|変わる家族の形と、恒常なる日本人の心。

老夫婦が上京するが血を分けた実の子供たちは忙しく、戦死した次男の嫁だけが優しい。尾道に帰ると、とみが亡くなる。周吉は紀子に感謝し、縁を断ち再婚を薦める。戦後の目まぐるしい変遷の中、崩れゆく家族の形と恒常性に生きる日本人の姿を描いた名作を解説。
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『ジョーカー』解説|悪という喜劇を、生きる価値にする。

アーサーは、なぜジョーカーになったのか?そのあらすじと主題を解説!感情が昂ぶると突然、笑いだす疾患を持つアーサー。嘲られ蔑まれ排除され続ける孤独の中、悪そのものとなっていく。抑圧から解放された狂気が悪のカリスマへ変貌する「ジョーカー誕生」の物語。
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『レスラー』解説|不器用な男が、観衆の喝采を背にダイブする。

ミッキー・ロークの復帰作となる。20年前の栄光の後も、レスラーを続けながら貧しく孤独な生活を送る。自堕落で不器用な男の居場所はリングしかなかった。プロレス興業の内幕を解説するとともに観衆を感動させた映画のあらすじ&レビューです。
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